業務用エアコンの設置から試運転までの流れについて

業務用エアコンの設置から試運転までの流れについて

業務用エアコンはただ取り付ければ良いというものではありません。正しい手順で取り付けを行い、必要な試験を行った後に試運転を行い問題がないことを確認するようにします。

 

業務用エアコンの取り付けが終わり、冷媒管、電気配線などの接続が終わったら、まずは気密試験を行い、漏れている箇所がないかどうかをしっかりと確認します。もしもこの気密試験において漏れている箇所があるという場合には、すぐに圧力が低下していくのでわかります。圧力の低下がなく冷媒配管に問題がないという場合には、次に真空引きを行います。この真空引きは冷媒配管内の空気や水分を取り除いて乾燥させるということを目的に行う作業です。このような気密試験、真空引きを行ったうえで、施工に問題がないということを確認してから冷媒ガスを開いて試運転を行うようにします。

 

試運転については最低でも30分以上運転を行って、エラー表示やその他不具合などが発生していないかどうかをしっかりと確認する必要があります。万が一試運転の時に不具合があるという場合にはすぐに点検して確認するようにしましょう。業者を選ぶ際には、このような気密試験、真空引きをしっかりと行うところを選ぶ必要があります。

業務用エアコンの取り付け工事編 豆知識

 

業務用エアコンをだれが取り付けますか?業務用エアコンを購入して自分で設置?

 

新しく業務用エアコンを購入する場合、家庭用エアコンの場合も同じだと思いますが、だれかの助けを得て設置してもらう必要が生じます。
それは単に人手がいるというよりも、技術面での助けがいります。
まさか業務用エアコンを購入して自分たちで設置しようという会社やお店は少ないと思いますが、チャレンジしようとしてできないわけではありません。
自分たちで行えば、工事費をカットすることができます。
しかしその分だけ従業員やアルバイトの人件費がかかっていることは確かです。
自分たちで設置するメリットをあえて挙げるなら、好きなように設置できる点でしょうか。
業者任せにして、不本意な場所に穴を開けられてしまう、そんなことがないわけではありません。
まずは、購入する業務用エアコンが決まったら、「どのように設置するか」というテーマと向き合うことになります。

 

業務用エアコンの設置場所を決めてマーキングする

 

実際に業務用エアコンを自分たちで取り付けると言っても、どんなタイプの物を購入するかによって、実際の工事が異なってきます。
まず購入する前には、「どのタイプの業務用エアコンを購入するか」吟味して、最適と思われるタイプを選ぶことになるはずです。
選んだなら、今度は設置場所を決めます。
これも、ほとんどの場合どこに設置するか決まっているはずです。
購入時についてくる取扱説明書には、実際の寸法が記載されているので、その情報を元に設置個所にマーキングすることができます。
その後、慎重に行うべき段階として、壁への穴あけ作業があります。

 

業務用エアコンの配管と本体を取り付ける

 

業務用エアコンを設置する際、建物に穴を開ける際にはよく考える必要があります。
レンタルオフィスの場合には原状復帰も念頭に置きます。
そしてもっとも大変な配管工事がやってきます。
具体的に言うと冷媒配管で、ここをしっかり行わないとエアコン自体の機能に大きな影響を与えます。
ここまでが完了すると、次はいよいよ本体の設置工事になります。
室内に設置する物を据え付けながら、配管と結合させます。
この辺りの作業には、実際に国が定めている資格があるくらいですから、ガスが漏れていないかなど高度な技術を要することになります。
作業後にテスト運転をしてみて、しっかり動いてパフォーマンスを発揮していれば完了です。

 

業務用エアコンにエラーコードが出たら

 

業務用エアコンを運転している時に、業務用エアコンの本体やリモコンにエラーコードが表示されるという場合があります。このエラーコードというものは、業務用エアコンになにかしらのトラブルが発生しているということを利用者に知らせるために表示されます。

 

このエラーコードは、各メーカーによって違います。エラーコードは、通常アルファベットと数字の組み合わせで表示されるということが多いです。エラーコードが表示された場合には、そのエラーコードを控えてインターネットで検索するとその意味を調べることが出来ますよ。メーカーによってはホームページにエラーコードを表示している、あるいは検索することが出来るようになっているというものもあります。まずは、どのようなことでエラーコードが表示されているのかを知って必要であれば、修理業者に修理を依頼するようにしましょう。

 

修理業者に修理の依頼をする際には、表示されていたエラーコードと業務用エアコンのメーカー名を正確に伝えておくようにすると、業者でもどのような原因でエラーコードが発生しているのかという原因を推測しやすくなりますので、伝えるようにしましょう。

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